2016年5月29日日曜日

2016/05/21 Riv.IshiMushiro,tributary of Riv.Abukuma - Mt.Adatara in Fukushima

2016/05/21 阿武隈川水系支流 石筵(いしむしろ)川遡行 からの 会津の名峰 安達太良山 
Unfortunately this text is in Japanese only.
昨日、磐梯山にハイキング後に磐梯熱海温泉に移動。
萩姫の湯 栄楽館にネットで宿をとった。
素泊まり7,710円(7,560円+入湯税150円)なり。温泉街はかつては栄えただろう跡が見られるが、ひなびた、いや 寂れた街並みだった。旅館の造りは古いがロビーは「旅館!」っていうカンジで、チェックイン時に荷物を持ってくれて菓子とお茶でオ・モ・テ・ナ・シというビジネスホテルにはない高級ホテル並みの純日本スタイル。
ユニットのバストイレも普通についている。
廊下も広く清楚で、部屋はビジネス向け?のこじんまりした造りだが、期待したより良かった。タブレットPCでメールチェック等、仕事をするには十分に快適でした。
良かったのはお風呂。内湯、露天風呂共に快適でした。男湯と女湯が入れ替わった後にもう一度入った。








問題は今日の夕食と明日の行動食調達!
行動食はここに移動中数㎞手前にコンビニがあったので車で戻って調達。夕食は旅館直近に蕎麦屋がある位で選択の余地はなかったが、旅館とコンビニの間に「とんかつ うえの」という店を見つけ速攻で入った。ソースとんかつセットを注文。これにサービスで茶碗蒸しを付けてくれて1540円?(税込み)だったかな。400gの肉で3千円を超すセットもあったがこの量で十分だった。肉質は脂身が好きなワタシとしては少々物足りなかったが味は良かった。

旅館を5時起床。昨夜のうちに支払いを済ませて早立ちのため即車を出せる位置に止めさせてもらった。
磐梯熱海温泉から入渓地点へ。ROOT#24母成グリーンラインを北に30分程度かな。郡山石筵ふれあい牧場を過ぎてほどなく右手に登山口が。

ヘアピンカーブの内側に広い敷地があり駐車して沢支度を整えるて出発。

06:02
最初は安達太良山ハイキングにして黒金小屋に泊まりでのんびりしようかと思ってたが、「ほんとうの空」はやはり沢から見たいし桃源郷の様な東北の沢詰めを期待して杉田川と迷って石筵川に決定!
グレード1級上、登攀Ⅲ級がらしいが行程がちと長い。体力ないしソロだし軽量速攻装備とした。ロープなしの8mテープスリング。


06:15
ふれあい牧場から延びる車道をテクテクと歩くと東屋のある銚子ヶ滝入り口に。ここを入る。

熊出没注意の標識。
まぁ出くわす事はないだろうと思い、ふと近くの張り紙を見ると「数日前に目撃情報があるので気を付けるように!」だって。そんな危険な場所を一般観光地として良いのか?って九州人であるワタシは思うのであります。

06:32
安達太良山登山道って石筵川の西に船明神山経由で上るルートかな?銚子ヶ滝方面に進む。

06:35
銚子ヶ滝へ降りるルート。
立派な滝の様だが見て登り返すのもキツいし先の行程は長ぁ~いのでパス。










06:40
ロープが渡してある和尚山登山道への渡渉点。いよいよ遡行開始。手足を水に付け顔を洗い口に水を含み渓の神に安全を祈って入渓。
ウェアは上下、ファイントラックのフラッドラッシュスキン+フラッドラッシュ、スパッツ、膝プロテクタ。

小川の様なゴーロから始まる。っていうか最初はゴーロばっかです。水温は、、、そこそこ冷たいがギャーっていう程ではない。本日の足元はmontbellのゴム底RS。ヌメリは普通程度。夏場の泊まり沢ならのんびり水線通しだろうが、初沢だしソロだし行程長く時間稼ぐため水線際の歩きやすい藪道を行く。

06:50
真夏や九州の沢だったらジャブジャブ行くところだが。。。

7:04
水に入りたいが冷たい。。。

07:10
ちょっとした釜もパス。

07:12
水線行けないと結構処理がめんどくさい!

07:20
小川の様な場所を歩くよりはマシだがそろそろ飽きてきた。

07:27
ようやく記録に、「この沢の核心2段20m」とよく書いてある滝が見えてきた。

07:28
なかなか姿の良い滝だ。映ってないが釜を持っている。
両岸を確認するがボロボロの切り立った岩で巻きとなったらかなり戻って左岸からかなぁ~とか考えながら辺りを見渡す。

07:30
記録で登られている水線右壁。簡単そうに見える。で、登られてる壁部分より中段から水線右端を滝方向に水際の階段状を上がった方が更に簡単で面白くて選択の余地は無いと思えるが。かなり迷ったが、ソロだし初沢なので水線への誘惑を何とか断ち切って右壁を選択。残地スリングが見える。

07:32
カメラの撮影時間から水線行くの諦めるまでに2分間迷った事が分かる(^_^; 
下部は階段状。上部はガバガバでスタンスもあり何の問題もないが、荷物が重い時は少し注意かな。上部に錆びた残置ハーケンもありせっかくなので一応QDにスリングかけて登ったがあまり信用できないと思う。
写真撮りながらだが5分掛かってるので結構慎重に登ったと分かる。
 07:37
上段部分。どこ登っても良さそうだが水冷たいので水線右を。ヌメリは少ないし簡単だが慎重に。

07:39
この沢唯一の核心らしいが登り終えると物足りなさは否めないが、まぁ慣れないソロだし。

右岸の岩壁に咲くのはミツバツツジか?
やはりこの滝を巻くのは難しそうだ。

07:40
そこからスグに新緑のナメが始まる。水線でも少しヌメるので滝より注意(^_^;

07:42
小川の様なナメが続く。

07:44
先にもナメが続く。

07:46
新緑のナメは更に続く。水に入らず水際を飛ばす。

07:55
石を敷き詰めた様な川床。まさに「石筵」だ。でも段々とゴーロとナメも飽きてくる。

07:57
やっと釜を持つ滝!
泳いで取りつきたいところだか右壁を小さく巻く。

水際から。
真夏だったら気持ち良いだろうなぁ~。

08:00
進むとまたゴーロ。結構魚影も多い。沢泊まりだとのんびり歩きだが滑らない岩伝いにサッサと進む。

08:11
小さな、釜付き斜滝。右斜面を行く。

08:12
その上部の樋。

08:33
ゴーロをしばらく行くとまた斜滝。

09:16
単調なゴーロを淡々と遡行すると段々と水が細くなってきた。


















09:37
船明神と和尚山稜線分岐の二股に到着。登山口から3時間半、入渓して3時間。写真を撮ったり滝登ったりした以外は歩きっぱなしだったのでココで小休止。行動食とジュースを飲み、笹の被った左股へ。
やっと冷たい水にも慣れてきたと思ったが、標高が上がったせいか水温が下がった様に思える。

10:01
やっと稜線が見えてきた。笹は薄いが硬い木がうるさい。

10:07
右岸の岩壁は地図の1500m岩場マークか?この先で沢が右に折れてるからココは1450m付近だな。藪がうるさいが左右どちらも更に藪が濃いので水線を忠実に辿る。

10:13
笹や木の藪も薄くて快適になり水も細くなってきた。1500m地点目前。

振り返ると見えてるのは和尚山かな?

10:16
更に水は細くなるが、やっぱり水温が下がってる。足が痺れる。











10:17
残雪。。。水が冷たい理由はこれか。と、安達太良山の乳首が遠くに見える!

10:27
ほとんど藪はなくなり安達太良山の乳首が近くに。













10:29
記録で見かけるナメ?
水はほとんど枯れてきたが、右に水流があり安達太良山に直接上がれそうな枝沢だったが藪が濃そうなのでやめる。これから一番楽しみにしてた東北の沢詰めだ!

10:37
と、雪渓が現れた!
安定はしてそうだったが気持ち悪いので怪しいところは際の斜面を行く。

沢靴で初めて雪渓の上歩いた。
東北の沢も沢靴で雪渓もデビュー。

雪渓が二股に。地図を見ると左は船明神山に上がる枝沢の様だ。右沢に進む。

10:42
沢詰めは期待通り最高でした!
安達太良山頂にたくさん人が見える。

11:03
適当なルートで稜線に上がる。船明神山方向。

未だ冠雪してる飯豊連峰が見える。飯豊は快晴の様だ。

少し風が強いので土方ヤッケを着てタバコを一服する。「強風」はココの名物らしいが今日は強くないのか大したことはなくて快適だ。が、ハイカーは雨具のフードを被って寒そうだ。鉄山方向(左)と安達太良山方向(右)の分岐ピーク。

沼の平。
写真やテレビで見るより広大で迫力だった。

昨日ハイキングで登った会津磐梯山もよく見えている。

11:18
鉄山分岐付近は人が多かった。安達太良山に向かう。ピークを左側から回り込む。












11:21
安達太良山 山頂直下。「ほんとうの空」 は 曇りでした。
ピークハントは趣味ではないが、せっかく来たので左側から山頂に上る。
11:24
山頂から詰めて来た沢筋を眺める。残雪のお陰で辿ってきたルートが良く分かる。peekは人多いし、1人でたたずんでいても絵にならないのでサッサと降りる。

11:32
全員、鉄山方向に向かうか奥岳登山口に降りるかのどちらかで、「和尚山経て銚子ヶ滝口」に進む人は一人もいない。。。でしょうね。ちょっぴり寂しい。


12:12
和尚山との鞍部から安達太良山を臨む。
行動食とジュースを摂る。
安達太良山からの道は最初が分かり難いが少し降りると段々と明瞭になってくる。安達太良に登るのは良いけど、降りるのはガスってたりしたらコンパス切って行かないと。

12:25
と、思っていたら東側からガスが上がってきて安達太良山は見るみる見えなくなってしまった。













この一帯に雲の層が立ち込めたが飯豊は晴れている様だ。














磐梯山もギリギリ晴れかな?

12:45
山頂標識も何もない和尚山山頂。三角点にあるのか?
鞍部からの登り返しはキツかった。偽ピークまでの登りは時間がかかった。展望もないので休憩なしに石筵登山口(銚子ヶ滝)方向に下山開始。

13:52
入渓地点の対岸に到着。
和尚山山頂下に岩ゴロが少しあるのと、最下部の傾斜が強いが、中間の区間は歩きやすい登山道だった。が、登山道に緑色で笹の繊維みたいな糞を発見、、、熊かも。。。

14:32
登山口近くにて。

予定より少し早く下山できました。石筵川は東北の沢らしい期待通り詰めが良かったです。ただ、ゴーロが無駄に長かった。。。のんびり遡行で泊まって焚火がいいですが熊が怖い。。。









トラックデータ。



















トラックデータgraph。
累積標高+1410m、-1328m。距離19㎞。
行動時間  8時間37分

4 件のコメント:

  1. この時期の東北の沢とは❗
    すごい⤴⤴

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    1. ♪リフトさん
      出稼ぎ先のお客さんの話でも今年は異常に雪が少ないみたいでして、九州やG/W屋久島の沢と大して変わりなかったです。水温も予想してたよりずっと高かったケド、さすがにジャブジャブ泳ぐ気にはなりませんでしたが(^_^; 通常ならこの時期だと藪漕ぎなしに雪渓歩きみたいですね。。。
      そろそろ沢シーズン到来ですね。今年もよろしくお願いします♥

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  2. ようやく見られた(笑)
    お疲れ様!・・・ってだいぶ経ってるね(;^ω^)
    東北の沢行って見たいですね~
    でも熊怖いね~

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    1. ♪ワタ姉さん
      クワズル谷やサンショウ谷など、最近SG師匠は傾山界隈をしらみつぶしに通っていますね。地震の影響の少ない地域を選んでいるんでしょうかね。良い沢ですね。来月も秋田に行くのですが熊怖くて山はパスかなぁ~。東北の沢は藪漕ぎの先の詰めは好みですが、緩やかなので行程が長く縦走トレーニングみたいでチョット苦痛でした(^_^; 最近は短くて泳げてちょっぴり登攀もある沢が良いかなぁ。やっぱ水遊びは屋久島の沢ですかね♪

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